湖西市で生活保護を受けるには?窓口は「おぼと」の地域福祉課、市役所本庁舎ではありません

富士山を望む神奈川の海辺の夕景 地域別

湖西市は静岡県のいちばん西にあって、愛知県と接しています。湖西連峰と太平洋、それに浜名湖に囲まれた町です。市の紹介ページでも、主な産業として自動車関連の産業が挙げられています。

工場の多い地域で相談を受けていると、仕事と住まいと移動の手段が、一本の糸でつながっている方に会います。どこか一か所が切れると、ほかも続けて切れる。そうなる前に、湖西ではどこへ行けばいいのかを書いておきます。

窓口は市役所本庁舎ではなく「おぼと」にあります

湖西市で生活保護の相談と申請を受け付けているのは、地域福祉課の保護係です。気をつけてほしいのは場所で、吉美にある市役所本庁舎ではありません。古見の健康福祉センター「おぼと」の中にあります。市の各課連絡先の一覧でも、地域福祉課は健康福祉センター(おぼと)内とされています。

湖西市 地域福祉課 保護係

所在地/〒431-0442 静岡県湖西市古見1044 健康福祉センター(おぼと)内
電話/053-576-1295 ファクス/053-576-1220
受付/月曜〜金曜 午前8時30分〜午後5時15分(祝日・年末年始を除く)

市役所本庁舎の住所は吉美3268番地です。名前だけで「市役所に行けばいい」と思って本庁舎へ向かうと、そこから移動し直すことになります。行く前に一本電話を入れておくと確実です。電話では「生活保護の相談をしたいのですが」で通じます。

市のページには、住んでいる地区の民生委員に相談することもできる、と書かれています。役所へ直接行くのは気が重いという方は、そちらから話を始める道もあります。

(出典:湖西市「生活保護について」 https://www.city.kosai.shizuoka.jp/soshikiichiran/chiikifukushika/gyomuannai/4/1209.html /「各課連絡先一覧」 https://www.city.kosai.shizuoka.jp/soshikiichiran/7884.html /「相談窓口の一覧」 https://www.city.kosai.shizuoka.jp/kurashi_tetsuzuki/kakusyusoudanmadoguchi/15937.html /「庁舎案内」 https://www.city.kosai.shizuoka.jp/shiseijoho/chosha_shisetsuannai/index.html 確認日2026年9月14日。窓口の場所や受付時間は変わることがあるので、行く前に電話で確かめてください)

同じ建物の1階に、社協の自立相談があります

生活保護を申請するかどうか、まだ決めきれない。そういう段階なら、湖西市社会福祉協議会の自立相談支援事業があります。場所は同じ健康福祉センターの1階です。

湖西市社会福祉協議会 自立相談支援事業

相談場所/静岡県湖西市古見1044 健康福祉センター1階
電話/053-525-6667
受付/月曜〜金曜 午前8時30分〜午後5時15分(祝日・年末年始を除く)

専門の相談員が困りごとを聞いて、どんな支援が要るかを一緒に考え、プランを作って伴走します。社協のページに並んでいるのは、住居確保給付金、家計の状況を見える化する家計改善支援、生活福祉資金、それに生活つなぎ資金・生活資金です。住居確保給付金の金額と要件は、市のサイトにも社協のページにも数字が見当たらなかったので、ここで確かめてください。制度の輪郭は住居確保給付金の記事、貸付けのほうは生活福祉資金の記事に書いています。

もうひとつ、社協の日常生活自立支援事業も知っておいて損はありません。社協と契約して、通帳を預かってもらいながら、収入に合わせたお金の使い方を相談できる仕組みです。利用料は1回1,200円ですが、生活保護を受けている方は無料と書かれています。お金の管理に自信がない方は、覚えておいてください。

(出典:湖西市社会福祉協議会 生活の相談の案内ページ https://kosai-sk.or.jp/consult/life/ /湖西市「相談窓口の一覧」 https://www.city.kosai.shizuoka.jp/kurashi_tetsuzuki/kakusyusoudanmadoguchi/15937.html 確認日2026年9月14日)

申請してから決まるまで

湖西市のページは、申請から決定までの日数や、持っていく書類までは載せていません。ここは法律と国の説明で補います。

生活保護法は、申請のあった日から14日以内に決定を通知すると定めています。扶養義務者の資産や収入の調査に時間がかかるなど、特別な理由がある場合は30日まで延ばせる。同じ条文には、書類を添えられない特別な事情があるときはこの限りでない、ともあります。書類がそろわないことを理由に、申請そのものを諦める必要はありません。

厚生労働省は、扶養義務者の扶養は保護に優先するけれど、同居していない親族に相談してからでないと申請できない、ということはない、と説明しています。住むところがない人でも申請できる、とも書いています。

手元にあると話が早いのは、記帳した通帳、家賃の額がわかるもの、直近の収入がわかるもの。窓口で何を聞かれるかは申請方法の記事にまとめました。

(出典:e-Gov法令検索「生活保護法」第24条 https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000144 /厚生労働省「生活保護を申請したい方へ」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatsuhogopage.html 確認日2026年9月14日)

工場の町で、車をどうするか

市のコミュニティバス「コーちゃんバス」は平日だけの運行で、土日祝日と年末年始は走りません。運賃は市内一律200円です。

湖西には、ほかの町ではあまり聞かない仕組みもあります。市内の工場が従業員のために走らせている送迎バスに、地域の住民も乗れる「企業シャトルBaaS」です。デンソーの湖西製作所・豊橋東製作所と浜名湖電装が協力していて、1回100円。こちらも平日だけで、企業の休業日は運休します。工場の送迎バスを住民の足にするほど、この町の移動は車と工場を軸に組み立てられている、ということでもあります。

ただ、生活保護と車の関係は慎重に書きます。保有が認められることがあるのは、たとえば次のような場合です。

  • 車を使う仕事をしていた場合
  • 役所へ医師からの説明があった場合
  • 障害があって移動手段が他にない場合
  • 公共交通が乏しい地域に住んでいる場合

厚生労働省の説明には、自動車は処分が原則だけれど、通勤用の自動車を持ちながら求職している場合に、処分しないまま保護を受けられる場合がある、とも書かれています。工場の仕事を探し直している方には関わる一文です。

どれも「認められることがある」という話です。「通院に必要だから」とご本人が言うだけでは、自己都合として扱われやすい。同じ通院でも、役所へ医師からの説明があった場合は重みが違います。判断するのは福祉事務所で、自治体によって運用も違います。詳しくは車と生活保護の記事をご覧ください。

(出典:湖西市「コーちゃんバスについて」 https://www.city.kosai.shizuoka.jp/soshikiichiran/toshikeikakuka/gyomuannai/koutuu/kouchanbasuniknnsurukoo/3553.html /「湖西市企業シャトルBaaS(バース)について」 https://www.city.kosai.shizuoka.jp/soshikiichiran/toshikeikakuka/gyomuannai/koutuu/kigyousyatorubaas/10651.html /厚生労働省「生活保護を申請したい方へ」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatsuhogopage.html 確認日2026年9月14日)

県境をまたいで働いている方へ

愛知県と接している町なので、住まいは湖西で、勤め先は県の向こうという方もいます。そういうとき、どちらの役所に行けばいいのか分からなくなりがちです。

生活保護の相談・申請の窓口は、いま住んでいる地域を担当する福祉事務所です。勤め先の場所では決まりません。湖西に住んでいるなら、湖西市の地域福祉課です。寮や社宅に住んでいて、仕事と一緒に住まいを失いそうになっている方は、住まいがない状態での申請の記事も読んでおいてください。浜名湖の向こう側で暮らしている方は浜松市の記事をどうぞ。

(出典:厚生労働省「生活保護制度」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html 確認日2026年9月14日)

家賃の上限は、窓口で聞いてください

住宅扶助には上限があり、地域と世帯人数で決まります。湖西市の公式サイトには、この金額の掲載が見当たりませんでした。ですのでこの記事では湖西市の上限額を書きません。浜松や豊橋の数字を当てはめるのもやめてください。

相談のときに「住宅扶助の上限はいくらですか」と直接聞くのがいちばん早いです。上限を超える部屋を先に気に入ってしまうと、話がややこしくなります。制度の考え方は住宅扶助の記事に書きました。

住まいを先に、仕事はその次に

私たちは静岡県西部で、大家さんや管理会社と話をしながら、保証人や保証会社を立てられない方の住まいのご相談をお受けしています。住宅扶助の範囲に収まるかどうかも一緒に見ます。当会は宅地建物取引業者ではないため、手数料はいただきません。保証人を頼める相手がいない方は保証人なしで部屋を借りる方法もあわせてどうぞ。

住まいが落ち着いてから、体調と相談しながら仕事の話に移ります。私たちが行うのは就労の相談と、働き始めたあとに続けられるようにする支えで、勤め先を決めるのはご本人です。近隣の袋井市、磐田市についても同じように書いています。

湖西で、どこに相談したらいいか分からないという段階でも大丈夫です。まずは無料の相談前チェックに、いまの状況を書けるだけ書いて送ってください。折り返しご連絡します。

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