海老名駅には、小田急線と相鉄線、それにJR相模線が集まっています。乗り換えの人も含めて、毎日たくさんの人が行き来する町です。
ただ、市役所は駅前にありません。小田急線・相鉄線の海老名駅から歩いて約15分かかります。暮らしが苦しいときの15分は、距離より気持ちのほうが遠い。行く前に分かることは先に書いておきます。
窓口は市役所西棟の生活支援課
海老名市で生活保護の相談と申請を受け付けているのは、保健福祉部の生活支援課です。場所は市役所の西棟。課の中に係が3つあって、電話番号が分かれています。生活保護そのものは保護第1係と保護第2係、生活保護の手前の相談は自立支援係の担当です。
海老名市 保健福祉部 生活支援課
所在地/〒243-0492 神奈川県海老名市勝瀬175番地の1 海老名市役所 西棟
電話/保護第1係 046-235-4821 保護第2係 046-235-8233 自立支援係 046-235-9015
受付/月曜〜金曜 午前8時30分〜午後5時15分(祝日・休日、12月29日〜1月3日を除く)
保護第1係と第2係のどちらにかければいいかは、市のページからは読み取れませんでした。迷ったら市役所の代表電話(046-231-2111)で「生活保護の相談をしたい」と伝えてもかまいません。うまく説明しようとしなくて大丈夫です。
行き方も書いておきます。小田急線・相鉄線の海老名駅から歩いて約15分、JR相模線の海老名駅からは約20分、小田急線・JR相模線の厚木駅からも約20分です。バスなら、コミュニティバス「You Bus」大谷・杉久保ルートの「市役所」、相鉄バス綾31・綾73系統の「海老名市役所前」、神奈中バス長16系統の「市役所前」で降りると、どれも歩いて1分ほど。
土曜日は受け付けていません
海老名市役所は、第2・第4土曜日の午前中も開いています。平日に休めない方には助かる仕組みです。ただ、市の案内には、生活支援課での取り扱いは令和8年6月で終了した、と書かれています。
いまは土曜に行っても、生活保護や自立支援の相談はできません。仕事の合間に行くつもりで土曜を選ぶと、空振りになります。平日の昼に抜けにくい方は、先に平日のうちに電話を一本入れて、行ける時間を伝えてみてください。
(出典:海老名市「生活支援課 担当事務」 https://www.city.ebina.kanagawa.jp/shisei/soshiki/soshiki/hokenfukushi/1006907.html /「市庁舎各階のご案内」 https://www.city.ebina.kanagawa.jp/shisei/soshiki/chosha/1003937.html /「海老名市役所へのアクセス」 https://www.city.ebina.kanagawa.jp/shisei/soshiki/chosha/1016536.html /「土曜日開庁のご案内」 https://www.city.ebina.kanagawa.jp/shisei/soshiki/chosha/1003939.html 確認日2026年9月14日。窓口の場所や受付時間は変わることがあるので、行く前に電話で確かめてください)
同じ課の中に、生活保護の手前の窓口があります
自立支援係は、生活保護を受けていない市民の、暮らしや仕事の不安を受ける窓口です。平日の9時から17時まで、予約は要りません。相談が多いと待つことがある、と市は書いています。相談員が困りごとを整理して、ほかの制度や機関とつなぎながら、立て直しのプランを一緒に考えます。市が仕事を決めてくれるわけではありませんが、市役所とハローワークが連携して求職活動を支える、とあります。
住まいに直接効く住居確保給付金も、この係が扱っています。海老名市は二つの種類を案内しています。
- 家賃補助/上限は1人世帯41,000円、2人49,000円、3〜5人53,000円。市から家主さんなどへ直接払われます。原則3か月で、延長は2回まで、最長9か月
- 転居費用補助/上限は1人世帯123,000円、2人147,000円、3〜5人159,000円(市外へ移る場合は変わることがあります)。引越し代や礼金、保証料、鍵の交換費用などが対象で、敷金と前家賃、家具や家電の購入費は対象外。家計改善支援事業を使うことが条件です
家賃補助は、離職などから2年以内であること、世帯の収入と金融資産が基準額以下であること、求職活動を続けることなどが条件です。収入と預貯金の具体的な基準額は市の「住居確保給付金のしおり」に載っているので、窓口で確かめてください。制度の輪郭は住居確保給付金の記事に書きました。
なお、ここに出てくる41,000円は住居確保給付金の上限です。生活保護の住宅扶助の上限とは別の制度の数字なので、混ぜて考えないでください。
(出典:海老名市「自立相談支援制度について」 https://www.city.ebina.kanagawa.jp/guide/shakaifukushi/1011613/1011614/1011625.html /「住居確保給付金(家賃補助)」 https://www.city.ebina.kanagawa.jp/guide/shakaifukushi/1011613/1011615/1017913/index.html /「住居確保給付金(転居費用補助)」 https://www.city.ebina.kanagawa.jp/guide/shakaifukushi/1011613/1011615/1017939/index.html 確認日2026年9月14日)
資料が足りなくても、申請はできます
海老名市の「生活保護のしおり」には、申請のときに持ってきてほしい資料の一覧があります。その冒頭に、資料が不足していても申請は可能です、と書かれています。円滑に調査するために協力してほしい、という書き方です。
一覧から主なものを挙げると、アパートなどの賃貸契約書(ない場合は家主さんなどの証明)と家賃の支払い状況が分かるもの、預貯金が分かる通帳やキャッシュカード(ネットバンクなら残高の画面)、持ち家があれば登記簿謄本や固定資産税の納税通知書。通帳は記帳してから持っていくと、その場で「分かりません」と言わずに済みます。
申請すると、自宅への訪問と、資産や扶養についての調査があります。決定は、申請した日から原則14日以内。特別な理由があるときでも最長30日です。市のページも、しおりも、同じ日数を書いています。窓口で何を聞かれるかは申請方法の記事にまとめました。
家族への照会は、必ず行うものではありません
家族に知られたくない、という理由で足が止まる方は多いです。海老名市のしおりは、扶養義務者への照会について、生活保護法上必ず行うものではない、と書いています。扶養が期待できないと福祉事務所が判断した場合は、照会しないことがある。市のページでも、扶養が期待できない方への照会は行わないなどの「弾力的な運用」をしている、と明言しています。
長く連絡を取っていない、暴力を受けていた、といった事情があるなら、それをそのまま窓口で話してください。考え方は扶養照会の記事にまとめています。
(出典:海老名市「生活保護について」 https://www.city.ebina.kanagawa.jp/guide/shakaifukushi/seikatsuhogo/1003281.html /海老名市「生活保護のしおり」 https://www.city.ebina.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/003/281/saishin_hogonoshiori.pdf 確認日2026年9月14日)
車とバイクの扱い
しおりでは、自動車は、障がいがある場合や公共交通機関の利用が著しく困難な場合などの特別な事情がなければ、処分の対象とされています。一方で、総排気量125cc以下のオートバイと原動機付自転車は、保有が認められる場合もあるので相談を、とあります。
車の保有が認められることがあるのは、たとえば次のような場合です。
- 車を使う仕事をしていた場合
- 役所へ医師からの説明があった場合
- 障害があって移動手段が他にない場合
- 公共交通が乏しい地域に住んでいる場合
ここで気をつけてほしいのは、「通院に必要だから」とご本人が言うだけでは、自己都合として扱われやすいことです。同じ通院でも、役所へ医師からの説明があった場合は重みが違います。どれも「認められることがある」という話で、判断するのは福祉事務所です。自治体によって運用も違います。詳しくは車と生活保護の記事をご覧ください。
家賃の上限は、窓口で聞いてください
住宅扶助には上限があり、地域と世帯人数で決まります。海老名市のしおりには住宅扶助の項目はあるものの、上限額の数字は見当たりません。市のページにもありませんでした。ですのでこの記事では海老名市の金額を書きません。隣の市の数字を当てはめるのもやめてください。
相談のときに「住宅扶助の上限はいくらですか」と直接聞くのがいちばん早いです。部屋を探し始める前に知っておくと無駄足が減ります。制度の考え方は住宅扶助の記事に書きました。
住まいを先に、仕事はそのあとで
私たちは神奈川県内で大家さんや管理会社とお話をしながら、保証人や保証会社を立てられない方の住まいのご相談をお受けしています。住宅扶助の範囲に収まるかどうかも一緒に見ます。当会は宅地建物取引業者ではないため、手数料はいただきません。保証人のことで行き詰まっている方は保証人なしで部屋を借りる話もあわせてどうぞ。
住まいが落ち着いてから、体調と相談しながら仕事を探す。この順番は変えないほうがいい。近隣の厚木市、大和市、相模原市についても同じように書いています。
まずは無料の相談前チェックに、いまの状況を書けるだけ書いて送ってください。平日に動けない事情があれば、それも書いてもらえれば一緒に考えます。


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