地域若者サポートステーション(サポステ)|15〜49歳で働いていない人が無料で使える、働き出す前の相談先

就労し前向きに働く女性 仕事・自立

仕事を辞めて半年、1年と過ぎると、次に動くのがどんどん怖くなります。ハローワークに行けばいいのは分かっている。でも、求人票を見ても自分にできる気がしないし、窓口で何を話せばいいのかも分からない。相談を受けていると、20代や30代の方からこういう話をよく聞きます。

そういうときの行き先として、地域若者サポートステーション、通称サポステがあります。厚生労働省が民間団体に委託して運営している支援機関で、利用は無料です。

対象は15歳から49歳、働いていない人

厚生労働省のページでは、対象は働くことに悩みを抱えている15歳から49歳までの人です。特設サイトの説明では、いま仕事をしていない人、学校に通っていない人とされています。「若者」と名前に付いていますが、40代も対象に入っています。

サポステは全ての都道府県にあり、厚生労働省のページによると令和7年4月現在で全国179か所です。相談は無料で、まずは最寄りのサポステに電話かメールで予約を入れる流れです。電話での相談もできますが、できれば直接会って話を聞きたい、と特設サイトには書かれています。家族からの相談も受けています。

厚生労働省の仕様書には、どんな人を支援するのかがもう少し細かく書いてあります。本登録から1年半ほどで応募を始めること、応募を始めてから1年半ほどで就職や職業訓練の受講につなげることを目標にする、とされています。いきなり来週から働け、という場所ではありません。

サポステでできること

支援 中身(特設サイトの説明から)
個別の相談 キャリアコンサルタントや臨床心理士などが面談する(配置はサポステによる)
ジョブトレ(就業体験) 希望や状況に合わせて、いろいろな仕事を体験する
コミュニケーション講座・ビジネスマナー講座 自分の強みを見つける、言葉遣いや電話対応を学ぶ
就活セミナー 履歴書の書き方、面接の受け答え
集中訓練プログラム 合宿形式を含む生活面のサポートと職場実習。一部のサポステのみ
就職後の相談 働き始めてからの悩みや不安にも対応する

同じ悩みを持つ人と一緒に講座を受けたり、グループワークをしたりできるのも特徴です。人と話すのが苦手で、それが原因で前の職場を辞めた方には、いきなり面接に行くより、こういう場で少し慣れておくほうが合っているかもしれません。

求人を紹介するのはハローワーク

ここは誤解されやすいところです。サポステは、求人を探して応募先を紹介してくれる場所としては作られていません。特設サイトの流れでも、就職の段階でサポステがするのは「必要な情報提供」です。

厚生労働省の仕様書には、サポステは支援の進み具合をハローワークと共有し、ハローワークでの就職支援に円滑につながるよう努める、と書かれています。求人の紹介はハローワークが担い、サポステはそこへ向かう前の準備と、ハローワークへのつなぎを受け持つ、という分担です。

職業訓練を受けたい人も、サポステから住所地のハローワークへ相談するよう案内されます。雇用保険を受けられない人が給付を受けながら訓練に通える求職者支援制度も、窓口はハローワークです。パソコンがなくて求職が進まない方は、パソコンがないときにまず使う場所の記事も読んでみてください。

神奈川県内と静岡県西部のサポステ

特設サイトの一覧に載っている名称と所在の市です(2026年10月19日に確認)。住所や電話番号、開いている曜日は、特設サイトの各サポステのページで確かめてください。

所在の市 名称
横浜市 よこはま若者サポートステーション/同 新横浜サテライト(常設サテライト)
川崎市 かわさき若者サポートステーション
相模原市 さがみはら若者サポートステーション
鎌倉市 湘南・横浜若者サポートステーション
厚木市 神奈川県央地域若者サポートステーション
小田原市 神奈川県西部地域若者サポートステーション
浜松市 地域若者サポートステーションはままつ
掛川市 地域若者サポートステーションかけがわ

磐田市や袋井市にお住まいの方は、浜松市か掛川市のサポステが近くなります。どちらが受け持ちになるかは、問い合わせのときに確認してください。

生活保護を受けている人、障害のある人

仕様書には、申込用紙で本人に書かせない項目の例として、生活保護や生活困窮者自立支援制度の利用状況、病気や障害の有無が挙げられています。受給中の人や、困りごとを抱えた人が来ることを想定した書き方です。生活保護を受けている方は、使い始める前に担当のケースワーカーにも伝えておくと、就労支援の計画と話を合わせやすくなります。保護を受けながら使える就労支援や訓練はこちらの記事にまとめました。

体調や障害のことで、一般の職場で働く前に通所で訓練したほうがよい方には、障害福祉サービスの就労移行支援などもあります。違いは就労移行支援とA型・B型の記事に書いています。

働くことの前に、家賃や生活費が回っていないという方もいます。仕事の準備と暮らしの立て直しは、同時に進めてかまいません。私たちに相談したいときは、無料の相談前チェックに、いまの状況を書いて送ってください。折り返しご連絡します。

出典

・対象年齢、運営主体、設置数(令和7年度4月現在 全国179か所):厚生労働省「地域若者サポートステーション」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/saposute.html
・無料であること、利用の流れ、支援の内容:サポステ特設サイトhttps://saposute-net.mhlw.go.jp/、同「サポステとは」https://saposute-net.mhlw.go.jp/about.html
・神奈川県・静岡県のサポステの名称と所在の市:同「全国のサポステ」https://saposute-net.mhlw.go.jp/station.html
・支援対象者の目標、ハローワークとの分担、職業訓練の案内、申込用紙の配慮事項:「令和7・8年度地域若者サポートステーション事業 仕様書」(厚生労働省人材開発統括官付 若年者・キャリア形成支援担当参事官室・奈良労働局)奈良労働局 資料PDF
(いずれも確認日2026年10月19日)

コメント

タイトルとURLをコピーしました