スマホだけで求職が止まる|パソコンがないときにまず使う場所

木のテーブルに置かれた、画面の消えたスマートフォン 仕事・自立

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ハローワークに通っていて、紹介された求人に応募しようとしたら「履歴書と職務経歴書をメールで送ってください」と言われた。スマホで文字は打てる。でも書式が整った書類にして、ファイルにして、添付して送る、という一連の作業がどうにもならない。

この段階で止まっている方に、何度も会いました。本人はやる気を失っているわけではありません。道具がないだけです。

いまの求職はオンラインが前提になっている

ハローワークの求職申込みも、オンラインでできるようになりました。職業訓練の情報も、応募書類のやりとりも、ほとんどが画面越しです。会社側も紙の履歴書を求めなくなってきています。

スマホだけでできることも増えました。ただ、詰まる場所は決まっています。

複数ページの書類を作る。指定の書式に流し込む。PDFにする。ファイル名をつけて添付する。ウェブ上の応募フォームに長い文章を入力する。この五つは、スマホだと単純に難しい。できないわけではないのですが、慣れていない人がやると一日が終わります。

無料で使える場所から探す

買うより先に、借りるか使わせてもらう道を探してください。

ハローワークの端末。 求人の検索用パソコンが置かれていて、施設によっては書類作成に使える端末や、印刷のサービスがあります。まず窓口で「応募書類を作りたいのですが、使える機械はありますか」と聞いてみてください。

図書館。 自治体の図書館には、インターネットに接続できるパソコンが置かれていることがあります。利用時間に制限があり、印刷は有料の場合が多い。それでも無料で使えるのは大きい。

地域の若者サポートステーションや就労支援の窓口。 ここがいちばんおすすめです。パソコンを使わせてもらえるだけでなく、職員が横で見てくれます。書き方そのものに不安があるなら、機械があるだけの場所より、人がいる場所のほうがいい。

公民館やコミュニティセンター。 地域によっては、パソコンを備えた部屋があります。

どこも「調べれば出てくる」のですが、その調べる作業自体がスマホだと骨が折れます。近くにどこがあるか、私たちに聞いてもらっても構いません。

買うなら、分割にしない

自宅にないと不便なのは確かです。夜に応募したい、面接の前に企業のことを調べたい、という場面はある。

買うときの注意は一点です。分割で買わないでください。

理由は二つあります。ひとつは割賦の審査があること。過去の滞納があると通らず、そこで気持ちが折れます。もうひとつは、毎月の支払いが固定費として乗ってくること。仕事が決まる前に固定費を増やすのは、いま増やしてはいけないものを増やす行為です。

中古や再生品なら、数千円から1万円台のものがあります。求職に使うだけなら、最新の性能はまったく要りません。書類が作れて、ブラウザが動いて、ウェブ会議ができれば足ります。選ぶときは保証がついているものにしてください。壊れたときに直せない機械は、ないのと同じになります。

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生活保護を受けている場合

パソコンを持っていると生活保護が受けられない、ということはありません。

資産として見られる場面はありますが、求職活動や職業訓練に使うのであれば保有が認められることがあります。処分価値が高くない一般的なパソコンなら、なおさらです。

買う場合は、事前に担当のケースワーカーに相談してください。「求職に使うために中古のパソコンを買いたい」と伝えれば、判断してもらえます。黙って買ってから指摘されるより、先に話しておくほうが早い。訓練を受けるなら、職業訓練の記事もあわせてご覧ください。

連絡手段のほうが先です

順番の話をひとつ。

パソコンより、電話が先です。応募書類を送れても、折り返しの電話を受けられなければ選考は進みません。連絡先が書けない状態で応募しても、そこで終わります。

携帯が止まっている、新規契約を断られた、という状態なら、まずそちらを立て直してください。方法は携帯が止まったときにできることの記事にまとめています。順序を間違えると、手間だけがかかります。

道具の話で止まっているなら

やる気の問題ではなく、道具と手順の問題で止まっている。求職の相談で、これがかなりの割合を占めます。そして本人がそれを「自分が動けていないせいだ」と受け取ってしまう。

私たちの就労支援では、応募書類の作成から一緒にやっています。近くで使える場所を調べることも、書き方を見ることも含みます。

いまどこで止まっているのか、無料の相談前チェックに書いて送ってください。「パソコンがなくて応募できない」という一行でも構いません。

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