体調をくずして働けなくなり、気づいたら家賃を滞納していた。手持ちのお金が尽きかけて、これからどうすればいいのか見当がつかない。相模原で相談に来られる方から、そんな話をよく聞きます。もう少し早ければ打てる手が多かったのに、と思うことが少なくありません。
まず窓口から。相模原市で生活保護の相談と申請を受け付けているのは、お住まいの区の区役所にある生活支援の担当課です。相模原市は緑区・中央区・南区の3区があって、それぞれの区役所が担当します。「生活保護を申請したい」と伝えれば、そこから手続きが始まります。行く前に電話で聞いてみるだけでも構いません。
生活保護は、暮らしが立ちゆかなくなったときに使える制度です。使うのをためらう方は多いのですが、権利として認められているものなので、後ろめたく思う必要はありません。
相模原市で生活保護を受けられる3つの条件
判断は世帯を単位に行います。細かい要件はいくつもありますが、大きく分けると次の3つです。
① 世帯の収入が最低生活費を下回っている
いちばん大きいのが収入です。国が世帯ごとに「最低生活費」という基準額を決めていて、あなたの世帯の収入がそれを下回っていれば、足りない差額が保護費として支給されます。パートで少し働いていても、年金を受け取っていても、基準に届かなければ対象になり得ます。「働いているから無理だろう」と自分で決めてしまわず、一度確かめてみてください。
② 活用できる資産がない
まとまった預貯金や、使っていない土地、資産価値の高い車などがあれば、まずはそれを生活に充ててください、という話になります。ただし、通院や通勤にどうしても要る車、古くて値のつかない持ち家などは、持ったまま認められることもあります。相模原は車がないと動きにくい地域もあり、この線引きは一律ではありません。自分で諦めず、相談で確かめてください。
③ 親族の援助が受けられない(扶養照会)
申請のとき、親や子、きょうだいに「援助できますか」と確認する扶養照会があります。2021年に国が運用を見直していて、DVや虐待、長く音信不通といった事情があれば連絡を止められます。知られたくない相手がいるなら、申請の前の相談で伝えておいてください。
相模原市で受け取れる生活保護費の目安
支給額は、最低生活費から世帯の収入を引いた額です。中心になるのは、生活費にあたる生活扶助と、家賃にあたる住宅扶助。金額は年齢や世帯の人数、障害の有無などで変わり、制度の改定でも動くので、この記事では具体的な数字は書きません。正確なところは、区の担当窓口か、私たちの無料相談で確かめてください。
家賃には世帯人数ごとの上限があります。いま住んでいる部屋の家賃が上限を超えていると、上限内の物件への転居をすすめられることがあります。「保証人がいない」「無職だと審査に通らない」といった住まいの悩みも、住居支援で一緒に考えられます。
ひとり親の世帯や、障害のある方、子どもを養育している世帯などは、生活扶助に上乗せの加算がつくことがあります。自分の世帯に何が当てはまるかは、窓口で確認するのが確実です。
申請から決定までの流れ
窓口に持っていく書類は、だいたい次のようなものです。
| 書類 | 中身 |
|---|---|
| 生活保護申請書 | 氏名・住所・家族構成など |
| 収入申告書 | 給与・年金・仕送りなど |
| 資産報告書 | 預貯金・不動産・車など |
| 同意書 | 金融機関への照会に同意するもの |
| 本人確認書類 | マイナンバーカード・運転免許証など |
書類が全部そろわなくても、申請そのものは受け付けてもらえます。足りない分は後から出せます。
住まいや仕事の相談も一緒に
私たちが大事にしているのは、生活保護そのものよりも、その先です。まず暮らしを立て直して、体調と相談しながら、無理のない範囲で働けるところまで。住まいのことも仕事のことも、切り離さずまとめて相談してもらえます。
相模原で「一度断られてしまった」「窓口でうまく話せる自信がない」という方には、申請への同行や、面接の準備もお手伝いしています(お手伝いできる地域には限りがあります)。神奈川全体の相談先は生活保護を神奈川で相談するにはにまとめました。横浜駅西口すぐのかながわ県民センターでの相談会にも、どうぞ足を運んでください。
いきなり窓口はハードルが高いという方は、無料の相談前チェックから始めてみてください。制度の全体像は生活保護とはにまとめています。

