生活保護の母子加算・児童養育加算とは?対象になる世帯と考え方

手をつないで歩く親子の後ろ姿 医療・扶助

「一人で子どもを育てていて、生活保護を受けたら子どもの分の支援はあるんですか」。ひとり親の方からよく受ける質問です。答えは、あります。生活保護には、基本の生活費に上乗せされる加算という仕組みがあって、子育て世帯に関わるものがいくつか用意されています。

なかでも問い合わせが多いのが、母子加算と児童養育加算の2つです。名前が似ていて混同されがちですが、対象になる世帯が少し違います。順番に見ていきます。

そもそも「加算」とは

加算は、特別な事情のある世帯に対して、基本の生活扶助に上乗せして支給されるものです。ひとり親、障害、妊娠中、子育て中など、事情に応じて種類が分かれています。

同じくらいの収入でも、抱えている事情によって暮らしの負担は変わります。その差を埋めるのが加算の役割で、事情のある世帯ほど手厚くなるように組まれています。子育てに関わる主な加算を並べておきます。

加算の種類 主な対象
母子加算(父子加算) ひとり親で子どもを育てている世帯
児童養育加算 子ども(原則18歳になる年度末まで)を養育している世帯
妊産婦加算 妊娠中・出産後の一定期間にある方
障害者加算 一定の障害がある方

母子加算(父子加算)はひとり親世帯が対象

母子加算は、母子世帯や父子世帯といった、親一人で子どもを育てている世帯が対象です。父親一人の世帯も同じ扱いで、父子加算と呼ばれます。

離婚して一人で育てている、配偶者と死別した、といった経緯は問いません。親一人で子育てをしている状態にあれば対象になり得ます。二人親の世帯に比べて負担が重くなりがちな分を補う、という考え方の加算です。

児童養育加算は子育て世帯が対象

児童養育加算は、子どもを養育している世帯が対象です。目安は、原則として18歳になる年度末までの子どもがいるかどうか。こちらはひとり親かどうかを問わず、二人親の世帯でも対象になります。

つまり、ひとり親で子育てをしている世帯なら、母子加算と児童養育加算の両方が対象になり得ます。片方だけと思い込んで確認しそびれる方がいるので、そこは窓口で聞いてみてください。

金額はいくらか

加算額を確かめるときの3点

  • 金額は子どもの人数・年齢・お住まいの地域で変わる
  • 制度の改定でも動くため、この記事では具体的な額は書きません
  • 正確な額は、自治体の福祉事務所か私たちの無料相談で確認を

加算はあくまで上乗せ分で、支給額全体は最低生活費から収入を引いて決まります。全体の考え方は支給額の記事にまとめているので、あわせて読んでみてください。

子どもを育てながら生活を回すのは、一人で抱えるにはしんどい場面が多いと思います。生活保護は、あなたとお子さんの暮らしを下から支える仕組みです。子どものために動くことは、決して後ろめたいことではありません。

まずはスマホでできる無料の生活保護相談前チェックから、対象になりそうか見当をつけてみてください。制度の全体像は生活保護とは、暮らし全般の相談は生活支援にまとめています。横浜駅西口すぐのかながわ県民センターでの相談会にも、どうぞ足を運んでください。

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